たくさんの人に読まれる文章は文章がうまい。
自分には文章力がないから伝わる文章がかけない。
そもそもそんなに語彙力がないから文章が書けない。
そんな風に思っていませんか?
その考えは少し語弊があります。
たくさんの人に読まれる文章は、文章がうまいこと以上に大切なことがあります。
それは以下の点です。
- 誰に読まれるか書き手がイメージできているかどうか。
- 読者に合わせた言葉の使い方ができるかどうか。
そのために大切になるのが、想定読者というキーワードです。
みんなに読まれる文章とは?
文章がうまいことと、読者にとって読みやすいかどうかは別の話です。
身近な人でこんな人はいませんか?
- 頭も良くて文章もうまいけれど、ちょっとひねくれてて相手が何を考えているのか理解できない。
- 頭が良いわけわけではないけれど、素直で考えていることが簡単でわかりやすい。
どちらの人の方が伝えたいことがわかりやすいでしょうか?
ブログにとって大切なのは、頭の良さではなく伝えたいことが伝わるかどうかです。
そのためには読者にとってわかりやすい言葉で書かれている必要があります。
ビジネスマンの人にはビジネス用語をある程度入れても問題はありません。
しかし、逆に中高生をターゲットにした場合、そのような言葉は使えません。
使うべき言葉は誰に向かって書くかで全く変わります。
想定読者ができていないことで起こるデメリット
仮想読者が設定できていない場合、伝えたいことを思うように伝えられなくなります。
どのようなデメリットがあるか解説します。
誰に伝えたいのかわからないと言葉がボケてしまう
誰に伝えたいのかわからないまま書いている文章は、何が言いたいかわからなくなる文章が多いです。
商品の情報やスペックを紹介しているだけだったら欲しくはならないですよね?
誰にどんなメリットがあるかわからない文章はNGです。
意味が理解できたとしても伝わる文章にはなりません。
問い合わせや契約にも結びつきません。
個人事業主が決めるべき読者想定とは
どんな職業の人なのか、男性なのか、どんな悩みを抱えているのか。
ちなみに私は今回のブログではこんな人をイメージしています。
- 30歳くらいの男性
- 個人で事業を起こしたばかり
- ブログを集客に使いたいけれど、何をどう書いたらいいかわからない
同じことを書くのでも、40歳くらいの男性に向けて書く場合と、女子高生に向けて書く場合では書き方が全く変わります。
詳細な想定読者を設定するのは手間がかかり簡単ではありません。
しかし、最低限この2つだけは押さえておきましょう。
- 読者がどんな仕事をしている人なのか。
- 読者がどんな悩みを抱えているのか。どう解決したいと思っているのか。
具体的に細かく設定するほど、より読者に刺さるメッセージが書きやすくなります。
イメージしにくい場合は身近な例で考える。
まだどうやってイメージしたらいいか、わからない人も多いのではないでしょうか。
そう言った人には、身近な人でイメージするのがおすすめです。
身近な家族や友人にどうアプローチしたら「ほしい」と思ってもらえるかイメージしていきましょう。
あるいは過去の自分を想定読者にするのもおすすめです。
想定読者の中で一番詳細にイメージしやすくまた一番想定との誤差が少ないです。
過去の自分がどうしたら「欲しい」と思うのか。
どのような場合にワクワクするのか。
想定読者をイメージしにくい人はそこから始めると、伝えやすい文章を書きやすいですよ。
詳しくはこちらの記事もご覧ください。
読者想定は「自分の気持ちを伝えやすくする」のツール
文章はどれだけ上手くても伝わらなければ意味がありません。
「どうやったら自分がイメージした人の気持ちを動かせるか?」をイメージしやすくするためのものです。
そうしていくことで、読者に寄り添った文章が書けるようになります。
そして、曖昧なままにしているよりも書いている本人も気持ちを込めて書けます。
どうやったら伝わる文章が書けるのか悩んでいる人は是非実践してみてください。
ウミダスデザインでは、ホームページ制作やWeb集客の悩みを解決するお手伝いをいたします。